怒りや痛みって、心身の危険を知らせてくれる【危険信号】なのです。
怒るのを辞めると、相手の罪や自分の気持ちに気付いてほしい欲求を流された・・・!と感じるのでなかなか怒るのをやめることが難しいかもしれません。
しかし、【怒り】はとてもエネルギーを使うので長い間怒りに振り回されるとグッタリと疲れてしまいます。
アナタのためにも何に怒ってるのか明確にして、できるだけ短時間でその役割を終えてもらいましょう^^
怒りを感じる3段階
怒りを感じるには、下図のように段階があります。

出来事と怒りの発生の間に出来事の認識・意味づけ(=認知)があります。個人の認知によって怒りが発生するかが決まります。
例をあげると、、、
【第1段階】
優先座席に若い女性が座っている
【第2段階】
「優先席は優先度の高い人のためにあけておくべき」だが、現実が自分の思った通りではない
【第3段階】
「マナー違反」とイライラする
実はイライラするかどうか、意識するしないにかかわらず、決めているのは【自分自身】なのです。
【考えかたや価値観の違い】が怒りのモトになることが多いのです。
怒りのモトはこれかも!?怒りの背後にある6つの信念
イライラしがちな人を分析していくと、6つの信念に分けられることが多いというものです。
もしかしてアナタにも当てはまるのかも!?
ビリーフチャンプルー
【権利】【欲求】【義務】などを混同し、ごちゃ混ぜになっていること
- 権利・欲求・義務を混同していない?
- それぞれを見てみたら問題ですらないのかも。
自分ルール
自分の考え方がすべてに共通するルール・常識だと思うこと
- 自分の常識は皆の常識ではない
- 【正しさ】は状況が変われば変化する、主観的なもの
なせばなる
強く言えば、自分が働きかければその状況や相手が変わるという思い込み
- 人は誰かの圧力では変わらない
- 人が変わるのは、本人が変わりたいと思い行動した時
- 相手が変わらないのに更に言うのは関係を悪化させる悪循環に陥る
正義の味方
本来なら権利がないのだけれど、【人を裁こうとする】こと
- 本当にあなたがしないといけない事か?
- 相応の立場の人にやってもらう方法もある
- 正義感の強さが怒りのコントロールを狂わせることも
コイントス(二元論・白黒思考・0/100思考)
物事を裏か表か、白か黒かのように2つに分けて捉えること
- 解りやすいが、実際に【いい・わるい】【正義・悪】など、きれいに分かれるものは少数。
- 人間関係でのコイントス思考は揉め事の温床。
悲劇の主人公
オーバーな表現で自分の感情を強めること
- 本当に全てが台無しなのか?
- 大げさな表現で自分の感情を強めたり、正当化していないか?
- それを繰り返すと、いつの間にか自分だけがそう思っている状況になりやすい。
まとめ
怒りに繋がりやすい価値観・信念6つをご紹介しました。
ご自身の怒りと向き合うヒントになったら嬉しいです。
次は、怒りをコントロールするためのマインドチェンジアイディアについてまとめたいと思います。
↓よかったらご参考に^^↓
シリーズ【アンガーマネジメント】