自分の怒りが外に向くと怒ってると解りやすいのですが、内に向いている時って自分を責めたり憂鬱になるので、なかなか【怒っていること】に気付けないですよね。
怒りの感情って、【危険】に集中して対処するためにエネルギーを生み出そうとして生理的反応が起きます。【=交感神経優位の状態】
【怒りの感情】はとてもエネルギーを遣う感情なのです。
実はその不調、怒りのサインじゃないですか?
- 目のかすみ、充血
- 肩こり、頭・首・背中の痛み・震え
- 頭痛・めまい
- 呼吸が早い・浅い、胸痛
- 血圧上昇・動悸
- 全身の紅潮・発汗
- 消化不良・吐き気
- 口の渇き
これらは、怒りを感じている時に起こる体の反応です。
よくある体の不調ではありますが・・・(^^;)
”怒り”は危険に対処するためにエネルギーを作り出すので、交感神経が優位になります。
なのでこういった症状が起きます。
裏にいつかの怒りが潜んでる!?隠れた怒りを表すサインとは
- 過度な飲食
- 説明のつかないような(どこかにぶつけた等ではない)体の痛み
- 少しの事でイライラしやすい(怒りのはけ口をさがしている)
- 他人に責任があると強く感じる
- 自分の中から追い払おうとしている
- 自分が傷ついた、自分が犠牲になっていると感じる(認知の偏り)
- 強い抑うつ状態(自責)
隠れた怒りを表すサインに心当たりはありませんか?
もしある人は”自分で気づいていない未消化の怒り”が自分の中にあるのかもしれません。
体のサインがある時は。
まず、物理的に休んだり、お薬を飲んで症状をケアしてあげましょう。
つぎに、体の不調から自分の心のSOSから遡って自分の気持ちを見つけてみてください。
自分の素直な気持ちを我慢して抑え続けて、自分の感覚がマヒして自分の気持ちが解らなくなっていたのですね。
人や周りに合わせて、自分の気持ちや意見を飲み込んで我慢し続けてきたら、いつしか自分の気持ちまで分からなくなってしまうのです。
自分が空っぽになったみたいな、人に合わせないと自分がどうにかなっちゃうんじゃないか、そんな不安でいっぱいになって、肝心な自分の気持ちが奥底の隅に追いやられちゃったんですよね。
存分に自分を認めて、褒めてあげてください。
怒りの奥底には一次感情がある
さて、自分を認めて褒めて心に少し余裕ができたら原因が気になりませんか?
怒りの奥底には必ず一次感情があります。(詳しくは優しいあなたにも知ってほしい、”怒り”の基礎知識へGO)
- 自分の大切にしている(大切にしていると気づいていなくても)価値観を侵される恐怖感
- こうあるべきという思い(認知・自分ルール)
- 自分自身を軽んじられている・粗末にされていると感じる(認知・自己肯定感)
- 本当はこうしたかったのに、こうしてほしかったのにという諦めきれない思い
- 先の見えない不安
こういう思いに心当たりはありませんか?
こういう思いをないがしろにされたことは思い当たりませんか?
次の記事で解決のステップに進みましょう。
まとめ
怒りにそっと蓋をして、”イイ大人・イイ子”を頑張ってきた人ほど、
自分の中の気持ちや怒りにまず気づくことが大切です。
もし上記のようなサインがあるようなら、少しずつ自分の外に出して、
一つずつ対処していってみましょう。
対処の方法は、次の記事【何に怒っている?自分と向き合うヒント】に纏めます。
シリーズ【アンガーマネジメント】